ピクトグラム制作実習

ピクトグラムとは

ピクトグラムとは、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つです。主に鉄道、駅、空港などの公共機関で使用され、文字や文章ではなく視覚的な図で表現することで、言語に制限されずに内容の伝達を直感的に行う事ができます。1964年に開催された「東京オリンピック」をきっかけに世界中で使用されるようになりました。

課題の概要

この課題では、自分自身が考えるオリジナルのピクトグラムを作ってもらいます。学校生活など日常生活全般で、「不便に感じていること」や「あったら便利なもの」を考え、唯一無二のピクトグラムを作成していきましょう。

課題は以下の手順で進めていきます

① ラフスケッチを完成させる

② ピクトグラムの作成

③ 全体で相互評価(相手に内容が伝わっているか、クイズ形式で評価をします)

課題の条件

① デザインの目的化

掲示する場所、誰に何を伝えるものなのか明確にしてください。言語に制限されず、あらゆる人が直感的に内容を理解できるピクトグラムを作成しましょう。

② ピクトグラムの種類

ピクトグラムの種類を以下の4つから1つ選択してください。また、ピクトグラムに「文字」を入れることは「なし」とします。「もの」を描くことを中心に考えてください。

課題のポイント

今回の課題は、人に注意を与えるなど、絵でメッセージを伝えるものではありません。「もの」を描くことを中心に考えましょう。また、

最大のポイントは,「どこに掲示するか」を考えることです。

以下のように、同じピクトグラムでも,使われる場所や場面が変わると意味が変化します。

失敗例

駅内の手すりを表したピクトグラム。

ポストの場所を表したピクトグラム

ラフスケッチ

制作を始める前に、「掲示する場所」、「誰に何を伝えるものなのか」、「PRポイント」などを考え、ラフスケッチをしてみましょう。

ラフスケッチ